精米HACCP認定工場です。
- HACCP認定日:2018年9月5日
- 認定NO:H11010
安全に安全を重ねることで、美味しいお米が出来上がります。
1. 張込・玄米精選工程
張込・玄米精選工程では、玄米に混っているモミやワラ、石、粗ゴミ等を除去し、お米を再計量する工程となります。現時点ではお米はまだ茶色い玄米のままです。
1張込ホッパー 安全対策
2.27m×1.42mの四角い枡へ、一度に数十トンもの玄米が通されます。投入口は網目になっており、そこから大きな異物は混入されないようになっています。
2昇降機
精米工場にとってお米を次の工程へ送るため、上下に搬送させる機材が昇降機です。当工場では大小合わせ20基以上の昇降機が稼働しています。
3流下式選別機 安全対策
玄米中に混入しているヒモ・ワラ・紙くずなどの粗ゴミを選別し、除去します。
4分配器
張込ホッパーを通った玄米は分配器により3台の石抜器へ均等に配分されます。
5石抜機 安全対策
2部構成の選別板と送風により、石以外にも細かなゴミ・土・砂等もスピーディーに除去します。
6荷受計量機 安全対策
石抜器を通った玄米を一度計量機で計ることにより、玄米タンクへ張込む数量の確認や、石抜機で除去された異物がどれほどあったのかを正確に調べることができます。
7フローコンベア
昇降機がお米を上下搬送させるのに対し、フローコンベアは横の動きによりお米を次の工程へ搬送させます。
8玄米タンク 安全対策
6トン×12基の玄米タンクはすべてコンタミ※防止のためコンピュータ制御されています。(※コンタミとは、コンタミネーション=汚染のことを指しますが、米穀業界では主に異種米混入のことを言います。)
9計量機
玄米の流れを自動判断する流量最適化制御で毎時15トンの玄米が高精度に計測処理されます。
2. 精米工程
精米機を通ることにより玄米は表面のヌカが剥かれ白いお米(精白米)になります。その後、シフターで砕けたお米が取り除かれたのち精選工程へ送られます。
1調整タンク
お米を様々な機材に通すため要所で調整タンクを設け、一時的にストックすることで流量を一定に保っています。
2精米機
サタケ独自のコンパス精米方式(研削+摩擦+摩擦のコンビネーション)は米温の上昇を抑え、米の旨み層をしっかり残した糠切れのよい非常にきれいな白米に仕上げます。
3ロータリーシフター
7段に積まれた箱(機械)の中は、順番を追って大きさの変わる篩(ふるい)になっており、水平の円運動により、製粒・大砕米・小砕米・糠・糠玉を高精度に分離します。
3. 精米精選工程
一度色彩選別機を通り着色粒等が除かれたあと、再計量され精米タンクへ一時的に保管されます。再度、色彩選別機を通り、金属検出器を経て製品タンクへ送られます。
1色彩選別機 MAGIC SORTER
CCD(可視光)カメラとNIR(近赤外線)カメラにデジタル画像処理を加えた高精度な色彩選別機です。1チャンネルの流量を抑えることであらゆる着色粒を高精度に分別・除去します。
2連流計
色選を出た白米はその流れのまま連流計により計測され、精米タンクへと張り込まれます。
3精米タンク
6トンが入る精米用のタンクは全部で10基。一時的に保管された精米は計量され速やかに袋詰めされることになります。
4流量計
精米タンクから、お米の通過総量の計量を高速・高精度に行います。
5色彩選別機 ピカ選グランド
最新式の色彩選別機「ピカ選グランド」は高性能フルカラーCCDカメラ・近赤外線カメラとサタケ独自のデジタル画像処理により不良粒の性状を捉えて、確実に除去します。
6金属検出機 安全対策
精選中の金属の検出を可能とした落下式の検出機です。
4. 小口精米・精選工程
小ロットながら石抜き・色彩選別機を装備しており、ヌカ切れの良いきれいな精白米に仕上げます。
1フラットイン
床上に設置した昇降機のホッパー口に置くタイプの玄米張込口。ピットを必要とせず、メンテナンスが容易です。
2ネオコン 安全対策
お米を搬送する装置で、低負荷かつ静音性に優れており、残留米もほとんど無いため高歩留りでカビや害虫の発生も抑えられます。
3玄米タンク 安全対策
300kg×4基の玄米タンクはメンテナンスし易いよう低い位置にあり、コンピュータ制御により玄米のコンタミを防ぎます。
4石抜機 安全対策
選別板の上を通る玄米は比重の違いで石・ゴミが除去されるようになっています。
5精米機
小ロット用の精米機ですが、毎時500kgの搗精が可能なコンパクト設計の精米機です。
6色彩選別機 ピカ選グランド
小ロット精米機に組み込まれており、搗精されたお米はそのまま色彩選別機を通り、きれいなお米だけ白米タンクへ搬送されます。
7白米タンク
300kgタイプが4基、小型玄米タンクと同じくメンテナンスがし易いよう低い位置に設置されています。
5. 計量包装工程
精選工程より流れてきたお米は3基ある製品タンクへ。その後、高速パッカーで計量・パッキングされます。最終チェックとして金属検出器を通ったのち、製品として出荷されます。
1流下式選別機
精選工程を抜けたお米が最後に通過する選別機です。米粒大の糠玉等を除去します。
2製品タンク
袋詰めする前に一時的に貯める製品タンクは全部で3基あり、それぞれ2トンの収容が可能となっています。
3パッカー
1袋あたり1Kg~10Kg、毎分約16袋(5Kg包装時)の計量・包装が可能なロードセルタイプの全自動パッカー(計量包装機)です。±2gの高い計量精度で高速にパッキングを行います。
4金属検出 安全対策
最終工程として、袋詰めされたお米を再度金属検出器でチェックし出荷しています。